NetBSD の設定

時計が9時間進んでしまう

時計が狂ってしまうのを抑制するために「/etc/rc.conf」ファイルに次の1行を追加する。

rtclocaltime=YES

「/etc/defaults/rc.conf」ファイルを確認すると「hostname=」より後で、「dhclient」より前にあるので、その間に挟むようにして挿入してやるのが吉。

起動時に正確な時計合わせを行う

NTPを使って起動時に時計を正確に合わせたい。持ち歩いて使う都合上、自宅のプロバイダのNTPサーバは使えないので、NTPサーバはインターネットマルチフィード時刻情報サービス for Publicを使うことにする。/etc/ntpd.confの以下の箇所を書き換える。

server          0.pool.ntp.org
server          1.pool.ntp.org
server          2.pool.ntp.org

インターネットマルチフィード時刻情報サービス for Publicは複数設定も可能なので、以下のように3つのNTPサーバを指定する。

server          ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server          ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server          ntp3.jst.mfeed.ad.jp

あとは/etc/defaults/rc.ocnfのntpdate=で始まる記述を参考に/etc/rc.confに以下の1行を追加する。

ntpdate=YES             ntpdate_flags="-b -s"

さらにntpサーバとして稼動させる場合は以下の1行も追加した後、「touch /var/db/ntp.drift」でドリフトファイルを作成しておく。

ntpd=YES

日本語キーボード

インストール時に日本語キーボードを指定していると、「/etc/wscons.conf」ファイルに「encoding jp」の1行を追加する必要がない。

ネットワーク設定

インストール時にネットワークの設定を行い、それを使うように指定していると特に設定する必要は無い。

  1. ネットワークアダプタは「dmesg | grep "Ethernet address"」等でデバイス名を確認できる。QEMUの場合、ne2やwm0のデバイス名が使える。尚、redirでポートを割り振る際は 10.0.2.15 のIPアドレスフォワードされるので注意。この場合のデフォルトゲートウェイは10.0.2.2でDNSサーバは10.0.2.3になる。
  2. DHCPサーバを使う場合は、/etc/defaults/rc.confを参考に/etc/rc.confにnet_interfaces="ne2"と、dhclient=YESの2行を追加する。
  3. IPアドレスを手動で割り振る場合は以下の手順を行う。
  4. /etc/ifconfig.ne2 を up、10.0.2.15 netmask 0xffffff00 media autoselect の2行で作成。
  5. /etc/hosts に 127.0.0.1 localhost.my.domain、10.0.2.15 nbsd31.takesada.co.jp nbsd31 の2行を追加。
  6. /etc/rc.conf に hostname="hoge.my.domain"、defaultroute="10.0.2.2" の2行を追加。
  7. /etc/resolv.conf に search my.domain、10.0.2.3 を追加。